先日から中国人経営者からの依頼で法人口座の開設に動いていました。
基本的には都市銀行の法人口座の口座開設はもともと同じ銀行で個人で入出金のやり取りがある場合
はそれほど口座開設は難しくないと感じています。

実際弊社の場合ももともと三井住友銀行で売上の入金が継続的にあったので
三井住友銀行での法人口座の開設もすんなりいきました。

余談ですが融資を考えている場合は法人口座は
信用金庫
信用組合
の2択です。

それで建築業のクライアントの口座開設を信用金庫で行おうとしたところ
某信用金庫の場合は
・決算が2期経過していないとだめ
とのことでした。

それで他の信用金庫にも開設依頼を行いましたがそこも結局ダメでした。

原因としては
・業種の問題
・ホームページが無い
・代表者が外国人
ということであると推察されます。

最終的にはネット銀行に口座開設の手続きを行いました

本当にここ数年で法人口座の開設のハードルが非常に高くなっております。

準備しておきたいものは
会社のホームページ(2~3万円で作成できる業者あります)
・事業計画書
・予想損益計画書
があれば口座開設の確率が上がると思います。

※追記
法人代表者が中国人の場合、良く登記簿の目的欄を見るとあまりにも多くの
事業内容が掲載されているケースがあります。
絶対とは言いませんがこのよう場合、融資はおろか法人口座開設も難しいと考えられます。
どんな行政書士がこのような馬鹿げた会社設立申請をしたのやら・・・

私が銀行開拓のために敢えて信用金庫の口座開設をしたことがございます。
その際は事務所にまで(自宅ですが・・・)銀行の担当者が来られて色々と
ヒアリングを受けました。

ということはレンタルオフィスでの法人開設、法人口座の開設は辞めておいたほうが
良いということになるかと思います。

尚、日本政策金融公庫からの融資は、法人口座開設が求められ、法人口座開設されていないと
理由の有無問わず、融資審査で大きく不利な取り扱いとなってしまいます。

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執筆者プロフィール

業務執行社員 井上武俊
業務執行社員 井上武俊
学生時代は東京でイベント企画及び人材派遣の会社を運営しておりました。 社会に出て財務一筋で、最近はタイで赴任を経験しました。現在は民泊運営のご相談、不動産売買、財務コンサルを行っています。

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