顧問をしている食品加工会社への日本政策金融公庫からの融資が無事決まりました。
融資が通ったのは良かったのですが、色々と反省点が多いのが事実です。

これから融資を行いたいと考えていらっしゃる経営者の皆様にこれだけは守って頂きたいことを
お伝えしていきたいと思います。

①月次試算表を作成する
毎月の数字を把握するためにも必ず月次ベースで試算表を作成するべきです。
家賃は毎月一定ですが、売上に応じて仕入れ、人件費、運賃等は変動し、その結果として利益が出るか
赤字になるか決まってきます。

最低どれだけ売上があれば利益が出るかを把握するためにも月次試算表を可能ならば月末後5日以内に
作成すべきです。

②銀行口座から意味不明な出金をしない
これはわかっていたことですがこの会社の経営者は見込みの金額も含めて入金があったらほぼ全額に近い金額を
引出ししていました。

理由があるにしろ現金で人件費の支払いやその他の経費の支払いをすることは金融機関に対しての評価を
下げることになります。

預金残高が少なく、現金残高が多いと銀行は理由を必ず求めてきます。

仕入、人件費、経費の支払いは振込で行うか法人カード決済で行うべきです。

③事業計画書を作成する
なぜお金を借りる必要があるのかを説明するためには事業計画書を作成する必要があります。
融資を行うことによって
・売上が増える
・従業員を増やすことが可能になる
・設備の導入が出来る
ということが事業計画書で説明出来れば良いかと思います。

④資金繰り表を作成する
融資を実行しても返済できなければ金融機関は融資をしようとしません。
本当に融資をしても大丈夫かという判断をしてもらうために半年ないしは1年以上の
資金繰り表を作成する必要があります。

資金繰り表を見れば金融機関は融資をしても大丈夫かどうかの判断が可能になります。

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執筆者プロフィール

業務執行社員 井上武俊
業務執行社員 井上武俊
学生時代は東京でイベント企画及び人材派遣の会社を運営しておりました。 社会に出て財務一筋で、最近はタイで赴任を経験しました。現在は民泊運営のご相談、不動産売買、財務コンサルを行っています。

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