多くの工場では以下の特徴を持っているので太陽光発電システムを導入するメリットが大きいです。

1.屋根面積が広い
多くの工場は広い屋根面積を持っています。そのスペースを活かし、電気使用量に合わせて太陽光パネルを設置することで、発電量を大きく増やすことができます。

2.昼間の電気使用量が多い
工場は、生産機械や空調などの設備が昼間に多くの電力を使用します。太陽光発電は、昼間に発電量が多くなるため、工場の電力使用量と発電量を合わせやすく、効果的に電気代削減を行うことができます。

それでは、太陽光発電システムを導入した場合どれぐらい効果があるか試算してみましょう。

ある会社の2021年度の年間使用電気料金が810万円でした。
電気料金は今後も上昇する可能性が高いため、何も対策をしないと年間810万円以上になっていく可能性が出てきます。

ここで太陽光発電を導入した場合では試算した結果、年間電気料金が610万円


さらに太陽光発電と蓄電システムを導入した場合、何と年間電気料金が450万円にまで減少することが可能になりました。

太陽光発電のみの場合夜間に稼働している工場の場合、電力会社から供給される電気を使用しないといけないので年間電気料金がそれほど減少しません。

蓄電システムと併用することで
・デマンド制御が可能になる
太陽光発電で作った電力が有効に活用される
ことで基本料金と使用料金の両方の削減が可能となります。

蓄電システムは高額になりますが補助金の活用が可能であり、是非とも導入することをお薦めします。

蓄電池の補助金の概要ですが、
令和3年度の場合
【家庭用設備】
補助金:初期実効容量 × 4万円/kWh
※初期実効容量とは実際に使用できる容量のことです。
(上限:設備費と工事費を含めた金額の1/3)

【業務用・産業用設備】
補助金:蓄電容量 × 7万円 /kWh

※蓄電容量とは蓄電池に蓄えることができる電気量のことです。
(上限:設備費と工事費を含めた金額の1/3)

・HEMS機器の補助金額
【家庭用設備】
補助金:10万円
(上限:設備費と工事費を含めた金額の1/2)

【業務用・産業用設備】
補助金:500万円
(上限:設備費と工事費を含めた金額の1/2)

製造業の場合、仮に400Kwの容量がある蓄電池を導入する場合、

最大で
7万円×400Kw=2,800万円
の補助金を取得できる可能性があります。

いかがでしたでしょうか。

ざっと説明してきましたが、このように自社の電気の使用の特徴によって様々な削減方法があります。是非、ご自分の会社を見直してみて電気料金の削減に努めてください。

弊社では太陽光発電及び蓄電システムの導入についてのご相談をお受けしております。
お気軽にご相談下さいませ。

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執筆者プロフィール

業務執行社員 井上武俊
業務執行社員 井上武俊
学生時代は東京でイベント企画及び人材派遣の会社を運営しておりました。 社会に出て財務一筋で、最近はタイで赴任を経験しました。現在は民泊運営のご相談、不動産売買、財務コンサルを行っています。

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